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あるトラブル案件のテスト推進の顛末  第3回 : テスト管理者としてなにをやったか


■はじめに

問題点を洗い出し、対策も打ちはじめた。

やはり単体テストの再実施は不可欠と判断。

テスト担当者が、どんどん単体テスト仕様書を作成していく。

たまっていく未実施のテストケース消化するため、この状況で取りうる策はもう「人海戦術」しかないという判断になった。


今回は、テスト工程を管理する側として、どうアプローチしたかをみていきたいと思う。



■集まったのは、多種多様なテスト支援メンバー

単体テスト消化のため、社内の広範囲に「テスト支援メンバー」の募集を行った。

うれしいことに「業務終了後」、「土日祝」など、プライベートな時間を割いてくれるメンバー、エンジニア以外の部門からも「何かできますか?」と支援を申し出てくれるメンバーがでてきてくれた。


感謝感激なのだが、「進捗の管理は?」「不具合の管理は?」「テストの担当割り振りは?」「そもそも回せるのか?」

など、管理の課題は山積みであった。

ブルックスの法則にもあるように、人を投入するとオーバーヘッドでむしろ遅れが加速してしまう危険性がある。

そこで、まず我々がテストに臨む布陣を下図のように構成した。




飯田秀樹/福良智明
株式会社オープンストリーム(http://www.opst.co.jp/)において、テスト推進チームとしてプロジェクトに従事。品質向上とプロジェクト事故撲滅のため何ができるか日々奮闘中


さらに、メンバーの立ち上がりに必要なものを準備・作成した。

  ●テスト環境の説明資料

  ●テスト実施要領

  ●不具合起票手順



上記のドキュメントを整備し、来てくれる「テスト支援メンバー」に備えた。



■「ツーマンセル・テスト」の戦術

毎日、時間もバラバラ、人もスキルもバラバラの状態で「テスト支援メンバー」がきてくれる。

すでに、数日連続で手伝ってくれているメンバーもいれば、「今日初めて来ました」というメンバーもいる。

エンジニアじゃないメンバーは「てか、なにすればいいんですか?」という状態。

仕様書作成担当は、テスト仕様書作成に追われる毎日。


事前にテストに必要となる資料はまとめてあり、なるべくそれを見れば実施可能な形を作ったつもりだが、当然質問・疑問はでてくる、それらを対応している最中に
次の「今日初めて来ました」メンバが・・・・


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