ソフトウェアテストを主軸に
品質・生産性向上に関連する知見を体系化
QUINTEEとは
QUINTEE(クインティ)とは、テスト専門企業であるバルテスが、ソフトウェアテストを主軸に、品質向上・生産性向上に関連する知見を体系化したものです。
ソフトウェアテストの主要なタスクとしては、「テストの計画」「テストの設計」「テストの実行」があります。
しかし、テストの活動はこれだけではありません。
品質向上・生産性向上を実現するためには、「テスト」の活動だけではなく、品質管理、プロジェクト管理、人材育成、プロセス改善など、さまざまな活動の総合力が必要です。
QUINTEEで扱う項目は、例えば以下があります。
QUINTEEで扱う項目例
エンジニアリング系
- テスト計画
- テスト設計
- テスト実装 / 実行
マネジメント系
- 欠陥の報告と管理
- 進捗管理 / コスト管理
- 品質管理 / 分析
- 課題管理 / リスク管理
- 構成管理 / 文書管理
- テスト機材管理
- 人材育成 / プロセス改善
『QUINTEE』の由来
QUINTEEの名前は、ソフトウェアの品質向上のために重要な5つの要素になぞらえ、五重奏や5人組などといった言葉を表す英単語 "quintet" から名付けました。5という数字は、ソフトウェアの品質向上に重要な5つの要素である、「テスト計画」、「テスト設計」、「テスト実施」、「テスト管理」、「テスト報告」を表しています。
QUINTEEの目標
テスト専門会社であるバルテスは設立以降、数々のプロジェクトに参画し、ソフトウェアの品質向上に貢献してきました。限られた「リソース」「期間」「コスト」の中で、いかに最適なテストを効率よく実施するかはプロジェクト運営において大きな課題になります。試行錯誤を繰り返すことで、様々なテスト技法を駆使してプロジェクトを行ってまいりました。
QUINTEEの目標は、バルテスがこれまで蓄積してきた知識を体系化し、実務で使える内容を構築することにあります。
1. 品質向上・生産性向上のためのさまざまな知見を体系化
例えば、ソフトウェアテストの国際規格として、「ISO/IEC/IEEE 29119」があります。
例えば、ソフトウェアテスト技術者の国際資格制度として、JSTQBがあります。
他にも、ソフトウェアテストや品質管理の知見はさまざまなものがあります。
QUINTEEをまとめるバルテスにも、これまで培ったさまざまな工夫があります。
これらを、QUINTEEという器で体系化し、ソフトウェア開発・システム開発に広く共有することで、ソフトウェア品質の向上とソフトウェア開発の生産性の向上に寄与することを目標としています。
2.実務で使える、実務で参考にできるものを
世には、ソフトウェアテスト・品質管理の優れた知見が非常に多くあります。
しかし、内容は優れていても、難解である、または具体的でないことから、実務には適用しにくいものもあります。
QUINTEEでは、ソフトウェアテスト・品質管理の知見をよくよくかみ砕き、分かりやすく、具体的にすることで、実務で使える、実務で参考にできるものをお届けします。
ISO/IEC/IEEE29119対応 テストテンプレートのダウンロード
Qbookでは、テストテンプレートをダウンロードできます。本テンプレートは、ISO/IEC/IEEE 29119(以下、29119規格)に対応しており、規格に準拠させる場合、必須項目を入力していくことで規格に適合したテスト計画書が完成させることができます。 プロセス定義書は、何に基づき、どんな作業を行い、どんな成果物を生成するのかをまとめた資料となります。 バルテスのテストメソッド「QUINTEE」に基づき、実務に取り入れやすいよう作成していますので、ぜひ社内でのテスト計画立案等にご活用ください。
- ISO/IEC/IEEE29119に対応
- 「プロセス定義書」では作業内容や成果物について定義
- テンプレート利用の解説記事をQbookで公開
QUINTEEを学ぶ
ソフトウェアテストの世界は奥が深いものです。やり方次第で品質向上のみならず、開発効率や⽣産性まで改善することができます。Qbookでは、QUINTEEを通じてテストの実施方法や考え方・ノウハウなどを学習するコンテンツを無料で公開しています。定期的にコンテンツは追加してまいりますので、ソフトウェアテストに興味をお持ちの方はぜひご覧ください。