2026年1月時点の日本国内と世界全体におけるブラウザのシェア率について、Statcounter Global Statsの測定結果を基にランキング形式で紹介します。
近年は、ブラウザにAI機能が組み込まれるなど、ソフトウェアとしての役割が大きく変化しています。今回の分析では、こうした動きがユーザーのブラウザ選択にも影響を与えていることが浮き彫りとなりました。
ブラウザのトレンドや業界動向を把握したい人は、ぜひお役立てください。
出典:Operating System Market Share Worldwide | Statcounter Global Stats
- もくじ
1.PCのブラウザシェア率ランキング【2026年最新】
まずは、PCのブラウザシェア率についてみていきましょう。
1-1 世界全体
以下のランキング表は、「世界全体」におけるPCのブラウザシェア率です。
1年前と比較すると、Chromeのシェア率が10.62%も増加しています。以前から圧倒的なシェア率を誇るChromeですが、一極化がさらに加速する結果となりました。
また、プライバシー重視型ブラウザとして知られる「Brave」のシェアが新たに伸びています。Braveは広告やトラッカー(ユーザーの閲覧行動を追跡する仕組み)を自動でブロックする機能を備えたブラウザです。
| ランキング | ブラウザ名称 | 2026年1月のシェア率 | 2025年1月のシェア率 | 1年間でのシェア変動 |
|---|---|---|---|---|
| 第1位 | Chrome | 76.38% | 65.76% | 10.62% |
| 第2位 | Edge | 9.11% | 13.79% | -4.68% |
| 第3位 | Safari | 5.30% | 8.84% | -3.54% |
| 第4位 | Firefox | 4.05% | 6.26% | -2.21% |
| 第5位 | Opera | 2.22% | 2.92% | -0.70% |
| 第6位 | Brave | 1.16% | 0% | 1.16% |
| 第7位 | 360 Safe Browser | 0.56% | 0.83% | -0.27% |
| 第8位 | Yandex Browser | 0.42% | 0.63% | -0.21% |
| 第9位 | QQ Browser | 0.20% | 0.22% | -0.02% |
| 第10位 | IE | 0.16% | 0.25% | -0.09% |
※上位10位まで表示
グラフで表すと、以下のような結果となります。
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1-2 日本国内
次に「日本国内」における、PCのブラウザシェア率ランキングをみていきましょう。
日本においても、Chromeのシェア率が1位の状況が続いています。1年前と比較するとEdgeが数値を伸ばす一方で、Firefoxは大きくシェアを落としました。
また、日本国内でも新たにBraveのシェアが伸びてきています。ユーザーのプライバシー意識が高まり、使用するブラウザが多様化していることが分かります。
| ランキング | ブラウザ名称 | 2026年1月のシェア率 | 2025年1月のシェア率 | 1年間でのシェア変動 |
|---|---|---|---|---|
| 第1位 | Chrome | 63.04% | 61.35% | 1.69% |
| 第2位 | Edge | 22.89% | 20.82% | 2.07% |
| 第3位 | Safari | 5.38% | 5.70% | -0.32% |
| 第4位 | Firefox | 5.06% | 9.87% | -4.81% |
| 第5位 | Brave | 1.39% | 0% | 1.39% |
| 第6位 | Opera | 0.69% | 0.79% | -0.10% |
| 第7位 | 360 Safe Browser | 0.37% | 0.53% | -0.16% |
| 第7位 | IE | 0.27% | 0.21% | 0.06% |
| 第9位 | Sleipnir | 0.21% | 0.19% | 0.02% |
| 第10位 | QQ Browser | 0.17% | 0.11% | 0.06% |
※上位10位まで表示
グラフで表すと、以下のような結果となります。
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2. 【考察】PCブラウザのシェア推移から分かるトレンド
数年スパンでPCブラウザのシェア推移を見ると、国内外のトレンドが見えてきます。ここでは、2022年から2026年までのシェア推移を交え、PCブラウザのトレンドについてみていきましょう。
2-1 世界全体:「Chrome」の一強がさらに加速
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出典:Desktop Browser Market Share Worldwide | Statcounter Global Stats
世界のPCブラウザ市場では、Chromeの優位が長期的に続いています。2022年からの数年は、多少の増減はあっても約65%で安定していました。しかし、2025年半ばから上昇傾向が強まり、2026年1月には76%前後と一強体制をさらに加速させたのが特徴的です。
この時期には、Chromeの上昇と連動するようにEdgeやSafariのシェアがやや減少しています。特にWindowsの標準ブラウザであるEdge、Macの標準ブラウザであるSafariからChromeへ移行するユーザーが一定数増えたと考えられます。
Chrome急伸の大きな要因として挙げられるのが、AI機能追加による注目度の高まりです。2025年5月には生成AI「Gemini」の本格的な統合が発表され、同年9月には一般ユーザーへ無料で公開されました。このことがChromeへの乗り換えを後押しし、結果として他ブラウザからシェアを奪う要因になったと考えられます。
2-2 日本国内:「Edge」が強固な2位をキープ
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出典:Desktop Browser Market Share Japan | Statcounter Global Stats
日本国内でもChromeがトップシェアを維持しているものの、世界全体とは異なる独自の傾向が見られます。
2022年から2026年にかけての推移を見ると、Chromeはおおむね60~70%台で推移しています。しかし、世界市場のような2025年半ばからの急激なシェア拡大は起きていません。日本国内では、新しいAI機能への移行に対して保守的であるようにも見えます。
また特徴的なのは、2位であるEdgeの強固なシェアです。世界全体のシェアが10%前後であるのに対し、日本では2022年初頭の15%から徐々に数値を伸ばしました。近年はシェアの減少もほとんど見られず、20%台で安定して推移しています。
この背景にあるのは、日本国内におけるWindowsの高い普及率です。世界全体と比べてWindowsシェアが高い日本では、標準ブラウザであるEdgeをそのまま利用するユーザーが少なくありません。また、Edge搭載のAIアシスタント「Copilot」の迅速な日本語対応や、Office製品との親和性も、ユーザーを引き留める要因となりました。
その結果、Chromeへの大きなシェア移動が起こりにくく、「Chrome・Edge」の安定した二強構造が維持されていると考えられます。
3. モバイルのブラウザシェア率ランキング【2026年最新】
次に、モバイルのブラウザシェア率についてみていきましょう。
3-1 世界全体
以下のランキング表は、「世界全体」におけるモバイルでのブラウザシェア率です。
世界全体では、モバイルにおいてもChromeが圧倒的なシェアを占めています。1年前と比較するとわずかに減少したものの、依然として高い水準を維持しています。ただし、2位に位置するSafariのシェアが高いため、PCブラウザほど大きな差は開いていません。
| ランキング | ブラウザ名称 | 2026年1月のシェア率 | 2025年1月のシェア率 | 1年間でのシェア変動 |
|---|---|---|---|---|
| 第1位 | Chrome | 67.29% | 68.33% | -1.04% |
| 第2位 | Safari | 23.22% | 22.70% | 0.52% |
| 第3位 | Samsung Internet | 3.62% | 3.57% | 0.05% |
| 第4位 | Opera | 1.58% | 1.70% | -0.12% |
| 第5位 | UC Browser | 1.10% | 1.31% | -0.21% |
| 第6位 | Android | 0.88% | 0.42% | 0.46% |
| 第7位 | Firefox | 0.56% | 0.52% | 0.04% |
| 第8位 | Brave | 0.46% | 0% | 0.46% |
| 第9位 | Edge | 0.44% | 0.46% | -0.02% |
| 第10位 | QQ Browser | 0.27% | 0.31% | -0.04% |
※上位10位まで表示
グラフで表すと、以下のような結果となります。
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3-2 日本国内
次に「日本国内」における、モバイルでのブラウザシェア率のランキング表をみていきましょう。
日本では、これまでSafariのシェアが高い状態が続いていました。iPhoneの人気が高く、標準ブラウザであるSafariをそのまま利用するユーザーが多いためです。
しかし、Chromeが1年で大幅にシェアを伸ばし、2026年時点ではSafariを上回る結果となりました。Android端末の利用拡大や、PCとChromeを同期して利用するユーザーの増加が影響していると考えられます。
| ランキング | ブラウザ名称 | 2026年1月のシェア率 | 2025年1月のシェア率 | 1年間でのシェア変動 |
|---|---|---|---|---|
| 第1位 | Chrome | 51.17% | 46.47% | 4.70% |
| 第2位 | Safari | 43.12% | 47.70% | -4.58% |
| 第3位 | Samsung Internet | 1.74% | 2.11% | -0.37% |
| 第4位 | Edge | 1.02% | 1.06% | -0.04% |
| 第5位 | Firefox | 0.91% | 1.05% | -0.14% |
| 第6位 | Brave | 0.80% | 0% | 0.80% |
| 第7位 | UC Browser | 0.33% | 0.53% | -0.20% |
| 第8位 | Opera | 0.24% | 0.29% | -0.05% |
| 第9位 | QQ Browser | 0.18% | 0.25% | -0.07% |
| 第10位 | Yandex Browser | 0.16% | 0.09% | 0.07% |
※上位10位まで表示
グラフで表すと、以下のような結果となります。
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4. 【考察】モバイルブラウザのシェア推移から分かるトレンド
モバイルブラウザのシェア推移を確認すると、PCブラウザとは異なるトレンドが見えてきます。ここでは、2022年から2026年までのシェア推移を交え、モバイルブラウザのトレンドについてみていきましょう。
4-1 世界全体:OS標準ブラウザの「固定化」が続く
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出典:Mobile Browser Market Share Worldwide | Statcounter Global Stats
世界のモバイルブラウザ市場では、PCブラウザのような激しいシェアの変動は見られません。2022年から2026年までの推移グラフを見ると、各ブラウザの線が数年間にわたってほぼ横ばいで推移しています。
Android標準であるChromeが約65%、iOS標準であるSafariが約20%という比率が長く続いています。この2強状態が完全に固定化されており、他ブラウザが入り込む余地が少ないのが特徴的です。
この背景には、スマートフォンの利用実態が関係しています。SNSや動画アプリなど、ブラウザを介さないサービスの利用時間が長く、ブラウザ自体を意識して使い分ける機会が多くありません。また、AIなどの新機能もPCほど体験価値が大きくないため、自発的に別のブラウザをインストールする動機は強くないでしょう。
結果として、多くのユーザーが初期設定のブラウザをそのまま利用し、シェアが固定化しやすい状況であることがうかがえます。
4-2 日本国内:「Safari」一強が崩壊し「Chrome」が逆転
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出典:Mobile Browser Market Share Japan | Statcounter Global Stats
日本国内のモバイルブラウザ市場は、世界と大きく異なる推移を見せています。日本ではAppleブランドの人気が非常に高く、長年にわたってSafariが圧倒的なシェアを誇っていました。
しかし、2023年ごろからSafariのシェアが減少し始め、その後ついにChromeが1位へと逆転を果たしました。かつてのSafari一強状態は崩れ、市場は新たな局面を迎えたと言えます。
この逆転劇の背景には、複数の要因が絡み合っていると考えられます。1つは、SafariがAI対応でやや後れを取っていることから、一部ユーザーがChromeへ移行しているという推測です。Google PixelをはじめとするAndroidスマホの国内シェア拡大も要因の1つと考えられます。
また、職場や自宅のPCと同じChromeを使い、ブックマークやパスワードを同期したいという声も増えています。このような利便性を求めるユーザーの行動が、Chromeの躍進を後押ししていると考えられるでしょう。
5. まとめ
今回は、2026年1月のブラウザシェア率について解説しました。
PCブラウザ市場ではChromeのシェアが大きく伸びており、世界市場では独走に近い状態となっています。日本ではEdgeが2位を維持しているのが特徴です。
モバイルブラウザ市場ではOS標準ブラウザの影響が強く、世界ではChromeとSafariの2強構造が続いています。一方、日本ではChromeがSafariを逆転し、シェア構造に変化が見られました。
AI技術の進化や利用環境の変化を通して、ブラウザの勢力図は今後も移り変わっていくでしょう。定期的に最新の動向を把握し、ご自身の用途に合ったブラウザを選んでみてください。


