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シェア率 2024.03.05
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【2024年2月版】世界・日本におけるブラウザシェア率ランキング|Chromeに人気が集約している状況

執筆: Qbook編集部

ライター

【2024年2月版】世界・日本におけるブラウザシェア率ランキング|Chromeに人気が集約している状況

2024年2月時点の日本国内と世界全体におけるブラウザのシェア率について、StatCounter Global Statsの測定結果を基にランキング形式で紹介します。

今回の分析では、前年同月と同様、Chromeに人気が集約する結果となりました。ブラウザのトレンドや業界動向を把握したい人は、ぜひお役立てください。

出典:Operating System Market Share Worldwide | Statcounter Global Stats

もくじ
  1. PCのブラウザシェア率
    1. 世界全体
    2. 日本国内
  2. モバイルのブラウザシェア率
    1. 世界全体
    2. 日本国内
  3. まとめ

1.PCのブラウザシェア率

まずは、PCのブラウザシェア率についてみていきましょう。

1-1 世界全体

以下のランキング表は「世界全体」における、PCのブラウザシェア率です。

1年前と比較するとChromeのシェア率が0.8%ほど低下していますが、前年同様圧倒的なシェア率を占めています。Edgeは前年と比較すると約2%シェア率が上がっています。

ランキング ブラウザ名称 2024年2月のシェア率 2023年2月のシェア率 1年間でのスコア変動
第1位 Chrome 65.32% 66.11% -0.79%
第2位 Edge 12.81% 10.84% +1.97%
第3位 Safari 8.7% 10.13% -1.43%
第4位 Firefox 7.25% 6.84% +0.41%
第5位 Opera 3.04% 3.19% -0.15%
第6位 360 Safe Browser 0.94% 0.82% +0.12%
第7位 Yandex Browser 0.52% 0.37% +0.15%
第8位 QQ Browser 0.44% 0.2% +0.24%
第9位 IE 0.34% 0.65% -0.31%
第10位 Coc Coc 0.13% 0.2% -0.07%

※上位10位まで表示

グラフで表すと、以下のような結果となります。

世界_PC.png

1-2 日本国内

次に「日本国内」における、PCのブラウザシェア率ランキングをみていきましょう。

日本においても、Chromeのシェア率が最も高く、前年から約4%伸びて、約65%を占めている状況です。続いて第2位はEdgeとなり、約20%を占めているので、chromeとedgeで8割以上を占めている状況です。

ランキング ブラウザ名称 2024年2月のシェア率 2023年2月のシェア率 1年間でのスコア変動
第1位 Chrome 65.43% 61.89% +3.54%
第2位 Edge 21.08% 22.78% -1.7%
第3位 Firefox 5.85% 5.82% +0.03%
第4位 Safari 5.43% 6.73% +0.28%
第5位 Opera 0.81% 0.68% -1.3%
第6位 IE 0.46% 1% -0.54%
第7位 360 Safe Browser 0.22% 0.24% -0.02%
第7位 Sleipnir 0.18% 0.12% +0.06%
第9位 Sony PS4 0.09% 0.24% -0.15%
第10位 Yandex Browser 0.09% 0.03% +0.06%

※上位10位まで表示

グラフで表すと、以下のような結果となります。

日本_PC.png

2.モバイルのブラウザシェア率

次に、モバイルのブラウザシェア率についてみていきましょう。

2-1 世界全体

以下のランキング表は、「世界全体」におけるモバイルでのブラウザシェア率です。

世界全体ではモバイルにおいてもChromeのシェア率が約6割を占めています。前年と比較しても大きな変動はないようです。

ランキング ブラウザ名称 2024年2月のシェア率 2023年2月のシェア率 1年間でのスコア変動
第1位 Chrome 65.29% 65.54% -0.25%
第2位 Safari 24.2% 24.32% -0.12%
第3位 Samsung Internet 4.27% 4.22% -0.05%
第4位 Opera 2.13% 1.68% +0.45%
第5位 UC Browser 1.29% 1.42% -0.13%
第6位 Android 0.87% 1.21% -0.34%
第7位 Firefox 0.46% 0.47% -0.01%
第8位 QQ Browser 0.38% 0.19% +0.19%
第9位 Edge 0.33% 0.16% +0.17%
第10位 Yandex Browser 0.2% 0.13% +0.07%

※上位10位まで表示

グラフで表すと、以下のような結果となります。

世界_モバイル.png

2-2 日本国内

次に「日本国内」における、モバイルでのブラウザシェア率のランキング表をみていきましょう。

日本国内ではSafariが圧倒的なシェアを占めています。これはSafariが標準搭載されている、iPhoneのシェア率が多いことが要因として考えられます。

しかし1年間で見てみると、safariは約5%減少しており、chromeが約5%増加しています。

ランキング ブラウザ名称 2024年2月のシェア率 2023年2月のシェア率 1年間でのスコア変動
第1位 Safari 56.44% 62.19% -5.75%
第2位 Chrome 37.69% 32.26% +5.43%
第3位 Samsung Internet 2.29% 2.18% +0.11%
第4位 Android 0.88% 1.3% -0.42%
第5位 Firefox 0.66% 0.79% -0.13%
第6位 UC Browser 0.53% 0.48% +0.05%
第7位 Edge 0.51% 0.2% +0.31%
第8位 Opera 0.39% 0.27% +0.12%
第9位 Sony PS4 0.16% 0.01% +0.15%
第10位 Coc Coc 0.11% 0.09% -0.02%

※上位10位まで表示

グラフで表すと、以下のような結果となります。

日本_モバイル.png

まとめ

今回は、20242月のブラウザシェア率について解説しました。

プラットフォームによってシェア率が異なりますが、日本・世界ともにChromeのブラウザシェア率が多い状況です。この背景には、生成AIを活用した検索サービスである「SGE」の運用開始(日本版は試験運用)も影響していると考えられます。

将来、同サービスの機能面の成長がみられれば、ユーザーにとって利便性が高まるため、Chromeのシェア率が増加すると予測できるでしょう。

また、「日本国内」における、モバイルでのブラウザシェア率をみると、「Safari」が多いことがわかりました。これは、日本国内においてSafariが標準搭載されている、iPhoneのシェア率が多いことが要因として考えられます。

しかし、先述した通り、SGEの機能面が充実すれば、iPhoneChromeアプリをインストールするユーザーも増加する可能性があるでしょう。そのため、今後のブラウザシェア率の動向は、Chromeの独占が続くと予測されます。

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執筆: Qbook編集部

ライター

バルテス株式会社 Qbook編集部。 ソフトウェアテストや品質向上に関する記事を執筆しています。