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シェア率 2024.08.06
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【2024年7月版】世界・日本におけるブラウザシェア率ランキング|Safariのシェア率が減少傾向

執筆: Qbook編集部

ライター

【2024年7月版】世界・日本におけるブラウザシェア率ランキング|Safariのシェア率が減少傾向

2024年7月時点の日本国内と世界全体におけるブラウザのシェア率について、StatCounter Global Statsの測定結果を基にランキング形式で紹介します。

今回の分析では、前年同月と同様、Chromeに人気が集約する結果となりました。ブラウザのトレンドや業界動向を把握したい人は、ぜひお役立てください。

出典:Operating System Market Share Worldwide | Statcounter Global Stats

もくじ
  1. PCのブラウザシェア率
    1. 世界全体
    2. 日本国内
  2. モバイルのブラウザシェア率
    1. 世界全体
    2. 日本国内
  3. まとめ

1.PCのブラウザシェア率

まずは、PCのブラウザシェア率についてみていきましょう。

1-1 世界全体

以下のランキング表は「世界全体」における、PCのブラウザシェア率です。

前年同様、「Chrome」が圧倒的なシェア率を占めています。1年前と比較すると、「Chrome」「Edge」が約2%ほど増加しており、「Safari」は約4%シェア率が減少しています。

ランキング ブラウザ名称 2024年7月のシェア率 2023年7月のシェア率 1年間でのスコア変動
第1位 Chrome 64.66% 62.57% +2.09%
第2位 Edge 13.79% 11.79% +2%
第3位 Safari 9.09% 12.97% -3.88%
第4位 Firefox 6.63% 5.89% +0.74%
第5位 Opera 2.46% 4.42% -1.96%
第6位 360 Safe Browser 1.18% 0.63% +0.55%
第7位 Yandex Browser 0.59% 0.35% +0.24%
第8位 QQ Browser 0.56% 0.28% +0.28%
第9位 IE 0.4% 0.42% -0.02%
第10位 Sogou Explorer 0.14% 0.08% +0.06%

※上位10位まで表示

グラフで表すと、以下のような結果となります。

PC_ww.png

1-2 日本国内

次に「日本国内」における、PCのブラウザシェア率ランキングをみていきましょう。

日本においても、Chromeのシェア率が最も高く、前年から約1.5%伸びて、約65%を占めている状況です。続いて第2位はEdgeとなり、約20%を占めているので、chromeとedgeで8割以上を占めている状況です。

ランキング ブラウザ名称 2024年7月のシェア率 2023年7月のシェア率 1年間でのスコア変動
第1位 Chrome 65.29% 63.72% +1.57%
第2位 Edge 21.77% 22.58% -1.01%
第3位 Firefox 5.8% 4.81% +0.99%
第4位 Safari 5.05% 6.51% -1.46%
第5位 Opera 0.7% 0.89% -0.19%
第6位 360 Safe Browser 0.35% 0.22% +0.13%
第7位 IE 0.28% 0.58% -0.30%
第7位 Sleipnir 0.17% 0.09% +0.08%
第9位 QQ Browser 0.11% 0.08% +0.03%
第10位 Sony PS4 0.09% 0.14% ‐0.05%

※上位10位まで表示

グラフで表すと、以下のような結果となります。

PC_jp.png

2.モバイルのブラウザシェア率

次に、モバイルのブラウザシェア率についてみていきましょう。

2-1 世界全体

以下のランキング表は、「世界全体」におけるモバイルでのブラウザシェア率です。

世界全体ではモバイルにおいてもChromeのシェア率が約6割を占めています。前年と比較しても大きな変動はないようです。

ランキング ブラウザ名称 2024年7月のシェア率 2023年7月のシェア率 1年間でのスコア変動
第1位 Chrome 65.8% 64.28% +1.52%
第2位 Safari 23.65% 25.16% -1.51%
第3位 Samsung Internet 4.05% 4.16% -0.11%
第4位 Opera 1.83% 1.9% -0.07%
第5位 UC Browser 1.61% 1.73% -0.12%
第6位 Android 0.89% 1.05% -0.16%
第7位 Firefox 0.54% 0.49% -0.05%
第8位 QQ Browser 0.52% 0.28% +0.24%
第9位 Edge 0.42% 0.19% +0.23%
第10位 Yandex Browser 0.19% 0.2% +0.01%

※上位10位まで表示

グラフで表すと、以下のような結果となります。

MB_ww.png

2-2 日本国内

次に「日本国内」における、モバイルでのブラウザシェア率のランキング表をみていきましょう。

日本国内ではSafariが圧倒的なシェアを占めていましたが、約12%減少しています。一方で、Chromeが約10%ほどシェア率を上げてきています。

これは、「Chrome」がデフォルトのブラウザであるGoogle pixelが日本で人気を集めていることも要因だと考えられます。

ランキング ブラウザ名称 2024年2月のシェア率 2023年2月のシェア率 1年間でのスコア変動
第1位 Safari 48.89% 60.48% -11.59%
第2位 Chrome 44.33% 34.1% +10.23%
第3位 Samsung Internet 2.25% 2.03% +0.22%
第4位 Firefox 1% 0.71% +0.29%
第5位 Android 0.89% 1.09% -0.20%
第6位 Edge 0.86% 0.29% +0.57%
第7位 UC Browser 0.75% 0.56% +0.19%
第8位 Opera 0.38% 0.32% +0.6%
第9位 QQ Browser 0.23% 0.08% +0.15%
第10位 Coc Coc 0.08% 0.12% -0.04%
第10位 Whale Browser 0.08% 0.1% -0.02%

※上位10位まで表示

グラフで表すと、以下のような結果となります。

MB_jp.png

まとめ

今回は、20247月のブラウザシェア率について解説しました。

プラットフォームによってシェア率が異なりますが、日本・世界ともにChromeのブラウザシェア率が多い状況です。この背景には、生成AIを活用した検索サービスである「SGE」の運用開始(日本版は試験運用)も影響していると考えられます。

将来、同サービスの機能面の成長がみられれば、ユーザーにとって利便性が高まるため、Chromeのシェア率が増加すると予測できるでしょう。

また、「日本国内」における、モバイルでのブラウザシェア率をみると、前回まで圧倒的だった「Safari」のシェア率が下がっていることが分かりました。これはデフォルトのブラウザが「Chrome」であるGoogle pixelが日本で人気だということや、iPhoneでもChromeを利用するユーザーが増えてきたことが要因として考えられます。

先述した通り、SGEの機能面が充実すれば、よりiPhoneChromeアプリをインストールするユーザーも増加するでしょう。そのため、今後のブラウザシェア率の動向は、Chromeの独占が続くと予測されます。

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執筆: Qbook編集部

ライター

バルテス株式会社 Qbook編集部。 ソフトウェアテストや品質向上に関する記事を執筆しています。