Facebook x

ジャンル

シェア率 2024.01.18
x hatenabookmark

【2023年7月版】検索エンジン別のシェア率まとめ|生成AIの登場でシェア率に変化あり

執筆: Qbook編集部

ライター

【2023年7月版】検索エンジン別のシェア率まとめ|生成AIの登場でシェア率に変化あり

今回は、2023年7月時点の日本国内と世界全体における検索エンジン別のシェア率について、StatCounter Global Statsの測定結果を基にランキング形式で紹介します。

今回の分析結果では、日本・世界ともにGoogleのシェア率が高いことが分かりました。しかし、昨今では対話型AIが流行しており、さまざまな企業で活用しています。そのため、今後は検索エンジンのシェア率に影響があるかもしれません。

検索エンジンのトレンドや業界動向を把握したい人は、今回紹介する内容をお役立てください。

出典:Operating System Market Share Worldwide | Statcounter Global Stats

もくじ
  1. 主要である検索エンジンの概要について
  2. 【日本】検索エンジン別のシェア率(2023年7月)
  3. 【世界】検索エンジン別のシェア率(2023年7月)
  4. まとめ

1.主要である検索エンジンの概要について

まずは、今回の記事で取り上げる主要の検索エンジンについて紹介します。それぞれの概要は以下の通りです。

検索エンジン 特徴
Google Googleによって開発された世界最大の検索エンジン。世界中で使用されている。表示順位の決定には様々な基準があり、多くのアップデートがある。
Bing Microsoftによって開発された検索エンジン。独自の検索技術を持っており、Microsoft Edgeというブラウザのデフォルト検索エンジンとして設定されている。
Yahoo! ヤフーによって開発された検索エンジン。日本ではGoogleに次ぐシェアを誇っている。検索画面にYahoo!が提供するサービスの一覧や、最新のトピックを表示している。
Baidu 中国の百度(バイドゥ)によって開発された大型の検索エンジン。中国では1位のシェアを誇っている。
Yandex ロシアのYandexによって開発された検索エンジン。ロシア地域周辺に絞ってサービスを展開している。独自に開発した機械学習のアルゴリズムによって評価されたページを上位に表示させている。
DuckDuckGo アメリカのDuckDuckGoによって開発された検索エンジン。ユーザーのプライバシーの保護を基本方針としている。広告が少なく、検索履歴が表示されないなどの特長がある。
上記の通り、さまざまな国で検索エンジンが開発されています。今回はそのなかでも主要な検索エンジンを抜粋して紹介しましたが、他にも多くの検索エンジンが存在するため、気になる人は調べてみてください。

2.【日本】検索エンジン別のシェア率(2023年7月)

以下のランキング表は、日本における2023年7月の検索エンジン別のシェア率です。昨年と比較すると、Googleのシェア率が約0.32%低下し、Bingのシェア率が2.07%上がりました。

これは、BingにAIチャットの機能が搭載されたことで、シェア率が軽微上昇したと考えられます。

ランキング ブラウザ名称 2023年7月のシェア率 2022年7月シェア率 1年でのスコア変動
第1位 Google 75.46% 75.78% -0.32%
第2位 Yahoo! 13.49% 15.5% ‐2.01%
第3位 Bing 10.06% 7.99% +2.07%
第4位 DuckDuckGo 0.36% 0.31% +0.05%
第5位 CocCoc 0.17% 0.07% +0.1%
第6位 Yandex 0.17% 0.11% +0.6%
第7位 Baidu 0.13% 0.15% ‐0.02%
第8位 Naver 0.08% 0.03% +0.05%
第9位 Ecosia 0.05% 0.04% +0.01%
第10位 Sougou 0.01% - +0.01%
※上位10位まで表示

グラフで表すと、以下のような結果になります。

日本シェア率.png

3.【世界】検索エンジン別のシェア率(2023年7月)

以下のランキング表は、世界における2023年7月の検索エンジン別のシェア率です。

世界ではGoogleのシェア率が9割を占めることから、根強い人気があることが分かります。

ランキング ブラウザ名称 2023年7月のシェア率 2022年7月のシェア率 1年でのスコア変動
第1位 Google 92.07% 91.46% +0.61%
第2位 Bing 2.99% 3.29% -0.3%
第3位 Yandex 1.37% 1.48% -0.11%
第4位 Yahoo! 1.17% 1.34% -0.17%
第5位 Baidu 0.94% 0.91% +0.03%
第6位 DuckDuckGo 0.56% 0.71% -0.15%
第7位 Naver 0.21% 0.2% +0.01%
第8位 CocCoc 0.14% 0.08% +0.06%
第9位 Sogou 0.14% 0.15% -0.01%
第10位 Ecosia 0.1% 0.11% -0.01%

※上位10位まで表示

グラフで表すと、以下のような結果になります。

世界シェア率.png

まとめ

今回は、検索エンジン別のシェア率について紹介しました。

日本・世界において「Google」のシェア率が最も高い状況です。

しかし、前月に比べるとどちらも減少していることから、いずれは、主要の検索エンジンが切り替わる可能性も考えられるでしょう。

最近では、2023年5月にBingがAI機能を追加したことで、利便性が向上しています。こういったAIを活用したサービスは、増えていくと予測できるため、いずれは検索エンジンのシェア率が変わる時代が訪れるかもしれません。

しかし、過去の推移から直近で大きく変動することはないと考えられるため、しばらくは「Google」のシェア率が高い状態が続くでしょう。

シェア率
x hatenabookmark

執筆: Qbook編集部

ライター

バルテス株式会社 Qbook編集部。 ソフトウェアテストや品質向上に関する記事を執筆しています。