ソフトウェアテストは、ソフトウェア製品が期待どおりに動作することを実証したり、欠陥や想定外の動作を検出する重要なプロセスです。ただ、テストに関しての知識がなければ、十分なテストを実施することは難しいでしょう。
そこで本記事では、Qbookで公開している初心者の方におススメの無料でダウンロード・閲覧できるお役立ち資料13選をご紹介します。
ソフトウェアテストについてこれから学んでいきたい方だけでなく、テスト工程がうまくいかずにお悩みの方もぜひこれからご紹介する資料をご活用ください。
1.初心者向け!ソフトウェアテストのガイドブック
ソフトウェアテストをこれから学ぼうとする方に見ていただきたいガイドブック3つをご紹介します。
1-1 ソフトウェアテスト実施はじめてガイドブック
このガイドブックは、ソフトウェアテストを初めて実施する人に向けて、ソフトウェアテストの大まかな流れや作業内容、用語、心構えをまとめています。

掲載内容
- ソフトウェアテストの流れ
- バグ報告
- エビデンス
- バグ報告提出前のチェックポイント
- おわりに
- 用語集
1-2 ソフトウェアテストの勘所
ソフトウェアテストの勘所では、ソフトウェアテストを初めて行うエンジニアのための勘所を抽出しガイドブックにまとめています。
「ソフトウェアテストとは何か?」「V&Vとは何か?」などソフトウェアテストの基本の考え方についても詳しく解説しました。メンバーに対してテストについて説明する場合にもご活用いただけます。

掲載内容
- ソフトウェアテストとは何か?
- 「検証(Verification )」 と「妥当性評価( Validation )」
- 「当たり前品質」と「魅力的品質」を担保する視点
- ソフトウェアテスト各工程の勘所
- おわりに
1-3 この一冊でソフトウェア テストの基本がわかる!
ソフトウェアテストの基本を学びたい方には、書籍「この一冊でソフトウェア テストの基本がわかる!」がおすすめです。
ソフトウェアテストに必要な知識を厳選して解説しています。1万人以上のエンジニアに親しまれた一冊がQbook会員限定で、無料で閲覧することが可能です。

掲載内容
- 第1章 ソフトウェアテストとは
- 第2章 開発の流れとテスト
- 第3章 テストの流れとドキュメント
- 第4章 ソフトウェア開発における2種類のテスト
- 第5章 ブラックボックステスト技法
- 第6章 先輩たちの勘所
2.テスト技法が分かる!基本の「き」シリーズ
ソフトウェアテストでは様々なテスト技法が使われます。
技法について分かりやすく解説しているのが『基本の「き」シリーズ』です。それぞれの特長やどのような場合に用いられるかを学ぶことができます。
2-1 境界値分析・同値クラス分割の基本の「き」
境界値分析とは、仕様条件の境界となる値とその隣の値に対してテストする技法のことです。ソフトウェアの動作が変わる条件の境目に注目してテストを行います。
同値分割法(同値クラス分割)では、出力結果が同じ結果となる値の集合(※同値パーティション)を区分してテストを実行します。
このミニ冊子では、境界値分析・同値分割法の概要や使い方の具体例など、初心者にもわかりやすく解説しています。

境界値分析・同値分割法の基本の「き」
テスト技法「境界値分析」と「同地分割法」について解説しているミニ冊子です。技法の概要から使い方とポイントなど、初心者にもわかりやすく解説しております。
掲載内容
- 境界値分析とは
- 境界値の注意点
- 境界値分析のメリット
- 同値分割法とは
- 同値分割法の具体例
- 境界値分析・同値分割法 の具体例
- まとめ
2-2 組合せテスト技法の基本の「き」
組合せテストとは、複数の条件を組合せてシステムの動作を確認するテスト技法です。「単一の条件では発生しないけれど、複数の条件が組み合わさった際に発生する欠陥」を見つけるために行います。
このミニ冊子では、組合せテスト技法の概要から使い方、ポイントについて、分かりやすく解説しています。

掲載内容
- 組合せテスト技法って?
- そもそも何を組合わせるのか
- 組合わせ方が「みそ」
- 直交表とAll-pairs法
- どっちがいいの?
- 適用ポイント
2-3 状態遷移テストの基本の「き」
状態遷移テストとは、設計仕様どおりにイベントによってソフトウェアの状態が変化することを確かめるテストのことです。
このミニ冊子では状態遷移テスト技法の概要や「状態遷移図」「状態遷移表」の書き方など詳しく解説しています。

掲載内容
- 状態遷移図とは
- 状態遷移表とは
- 状態遷移図の書き方
- 状態遷移表の書き方
- 状態遷移図・表からテストへ
- 状態遷移テストのあれこれ
2-4 デシジョンテーブルの基本の「き」
デシジョンテーブル(意思決定表)は、さまざまな条件(入力)で、どのようにソフトウェアが動作(出力)するのかを、表形式で整理したものです。
ミニ冊子では、デジションテーブルの概要と注意点、書き方など分かりやすく解説しています。

掲載内容
- デシジョンテーブルとは
- デシジョンテーブルのメリット
- デシジョンテーブルの注意点
- デシジョンテーブルの外観
- デシジョンテーブルの《条件部》の書き方
- デシジョンテーブルの《動作部》の書き方
- デシジョンテーブルのテストケース作成
- デシジョンテーブルが大きくなりすぎたら
- デシジョンテーブルの確認ポイント
2-5 シナリオテストの基本の「き」
シナリオテストとは、ソフトウェアの利用を想定した「シナリオ」に沿って実施するテスト技法のことです。ミニ冊子では、「入門編」「設計編」があります。
入門編では、シナリオテストの概要や目的、全体像を解説しています。

シナリオテストの基本の「き」[入門編]
ソフトウェアテスト技法の一つ「シナリオテスト」について解説しているミニ冊子です。「そもそもシナリオテストとは何なのか」から解説している入門編となります。
掲載内容
- 「シナリオテスト」って何?
- なぜシナリオテストを行うの?
- シナリオテストの目的
- シナリオテストのイメージ
- シナリオとは?
- シナリオは1つだけではない
- シナリオテスト設計の全体像
- シナリオテストとは
設計編では、シナリオテストの設計、フロー図作成のポイントなどを解説しています。

シナリオテストの基本の「き」[設計編(上)]
ソフトウェアテスト技法の一つ「シナリオテスト」について解説しているミニ冊子です。本冊子は、『シナリオテスト基本の「き」入門編』に続く、シナリオテストの基本のき「設計編」です。「設計編」では、具体的にシナリオテストを設計できるようになるためのポイントを解説しています。
掲載内容
- シナリオテストの設計とは?
- シナリオテスト設計の全体像
- テスト設計の本質は変わらない
- 「フロー図を作成する」で立ちはだかる壁
- 第一の壁攻略の鍵:業務フローを作成する
- 業務フローを知る
- 第二の壁攻略の鍵:完成させなくて良い
- 「フロー図を作成する」のポイントまとめ
3.テスト専門会社のナレッジが詰まったお役立ち資料
テスト専門会社バルテスのナレッジが詰まったお役立ち資料を4つご紹介します。テストについてお悩みがある方はぜひお役立てください。
3-1 実践!探索的テスト
探索的テストとは、テスト実行者がテスト内容の作成とテスト実行を同時に並行して行うテスト手法です。事前にテストケースを作成するのではなく、テスト実行者の知見・経験に基づきながら、潜在的な不具合を検知する可能性の高いテストを集中的に行います。
本資料ではバルテス流の探索的テストのやり方をご紹介しています。

実践!探索的テスト
皆さんは「探索的テスト」というテスト手法をご存知でしょうか?本資料では、そのような実務上の試行錯誤で培われた探索的テストの知見について、詳しくご紹介したいと思います。
掲載内容
- 探索的テストのメリット
- 探索的テストのデメリットとその対策
- バルテス流「探索的テスト」のやり方
- キックオフミーティング~テスト終結作業までの7ステップ
3-2 テスト設計には「ワザ」がある - Webサイトのためのテスト設計ガイド
テスト設計は、そのテスト工程で実施すべきテストの種類や目的、テスト対象機能、使用するテスト技法、テストの入力・出力に何を使用するかなどを定めるテストフェーズです。
また、テスト実施に必要な機材や合否判定基準などもより具体的に定めていきます。
本資料では、Webサイトのテストに関するテクニックをご紹介しています。

テスト設計には「ワザ」がある - Webサイトのためのテスト設計ガイド
Webサイトのトラブルは、ブランドイメージを損なうだけでなく、 ECサイトであれば売上の減少にも直結します。このホワイトペーパーでは、 Webサイトのテストについてご紹介します。
掲載内容
- 検証作業の基本「テスト設計」とは?
- テストのテクニック ~ テスト観点
- テストのテクニック ~ 抜け漏れをなくす
- テストのテクニック ~ パターン数を絞る
- 「クイックテスト設計」のご紹介
3-3 第三者検証の効果とコストダウン実例紹介
「第三者検証」とは、開発にかかわっていない第三者がテスト対象のソフトウェアもしくはシステムの品質の検証や評価を行うことです。
第三者が検証を実施することで、検証の客観性や信頼性などが高まる、コストが削減できるなど、様々なアドバンテージが期待できます。
本資料では、第三者検証の効果とコストダウンの実例についてご紹介しています。第三者検証の利用を検討されている方は、ぜひ参考にしてみてください。

掲載内容
- 1.ソフトウェア開発における「第三者検証」って何?
- 2.第三者検証でコストと品質を両立できるって本当?
- 3.ケース別 コストダウン事例紹介
- 事例1: 鉄道事業
- 事例2: システムインテグレーター(SIer)事業
- 事例3: 大手ECサイト運営企業
- 事例4: 金融関連事業
- 事例5: プリンター・複合機メーカー
- 事例6: ソフトウェアパッケージ開発ベンダー
- 事例7: オンライン商談ツール開発ベンダー
- 事例8: Webサービス事業
- 事例9: 大手企業情報子会社
3-4 ソフトウェアテスト効率化 カオスマップ(2025)
ソフトウェアテスト効率化カオスマップは、ソフトウェアテストに関連するサービスを提供する事業者や、自動化ツールをはじめとしたツール・サービス類について、独自の調査をもとにまとめたものです。
ベンダーやツールの選定の際にお役立ていただけます。

ソフトウェアテスト効率化 カオスマップ(2025年版)
ソフトウェアテスト効率化カオスマップは、ソフトウェアテストに関連するサービスを提供する事業者や、自動化ツールをはじめとしたツール・サービス類について、独自の調査をもとにまとめたものです。自社のサービス選定のご参考にご利用ください。
掲載内容
- テストベンダー
- テスト自動化ツール
- テスト管理ツール
- その他テストツール
- バグトラッキングシステム
- クラウド型モバイルテストサービス
- 教育・資格など
まとめ
今回は、ソフトウェアテストに関するお役立ち資料を13つご紹介しました。どの資料も無料でダウンロード・閲覧できます。
テストについて基礎的なことを知りたい方、具体的なテスト技法について知りたい方、テスト業務を効率的に行いたい方に役立つ資料となっておりますので、ぜひご活用ください。