様々な現場でQA業務に携わっている方々の「声」をお届けする『隣のQAに聞く!』。現在多様なオンラインサービスがリリースされ、社会のデジタル化が急速に進んでいます。同時にサービスやソフトウェアの品質への関心も高まりを見せており、QA・品質向上の重要性は増すばかりです。そんな中、他のチームでは、どのようにQA業務を実施しているか、気になっているエンジニアの方も多いのではないでしょうか?
そこで本記事では、伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 Buildサービス部の日野杉 賢祥さんにQAのミッションやQA組織を動かすポイントをお話しいただきました。
今回インタビューを受けてくださった方
- 日野杉 賢祥 氏
伊藤忠テクノソリューションズ株式会社 Buildサービス部
1990年生まれ。テスター、QA、プログラマーと様々な業務を経験。
「強力な機能テストの経験」という募集要項を見た際に「強力な機能テストとはなんだろう?」という疑問をきっかけに面談を重ね、2020年11月にCTC Buildサービス部にQEとして入社。「QEという職種をより多くの方に知ってもらいたい」という使命を持って活動している。
- もくじ
1.品質を向上させてお客様に良い商品を届けたい
――これまでのご経歴をお教えください。
新卒時は、営業職を志望しており、営業として内定をいただきました。しかし入社時に社長から「やはりエンジニアを企業に売るには、まずお前がエンジニアになるべきだ」と言われ、数年ほどエンジニアとして主にデバックやテスターとしての下積みを重ねました。いつになったら営業ができるのか社長に聞いたところ「営業はもうたくさんいるからお前はこのままそっちの道でやれ」と言われ、「楽しいからいいか!」という流れで私のQAとしてのキャリアが始まりました。
――QAに興味をもったきっかけは何ですか。
エンジニアとしてソフトウェアを作る過程で、品質を向上させてお客様に良い商品を届けたいなと思うようになっていきました。そこでQAの専門性を求めていった形になります。
CTCに転職する前は上場を目指していたベンチャー企業でQAとしての力を発揮できる環境だったので、社内登壇やメディアへ露出していました。そんなときに、CTC Buildサービス部採用担当から「ぜひ、自動化エンジニアとして来ていただけないか」「あなたが品質管理専門の正社員1人目です。あなたの好きなようにできます」とオファーをいただき、「よし!やってみよう」と思いCTCへ入社しました。