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隣のQAに聞く 2024.06.25
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「ATDD(受け入れテスト駆動開発)で『テストフェーズ』を限りなくゼロに近づけたい」株式会社SmartHR 泰楽 無雅氏

執筆: 大木 晴一郎

ライター

「ATDD(受け入れテスト駆動開発)で『テストフェーズ』を限りなくゼロに近づけたい」株式会社SmartHR 泰楽 無雅氏

さまざまな現場でQA業務に携わっている方々の「声」をお届けする『隣のQAに聞く!』。社会のデジタル化が推進され「DX」などのキーワードが意識される現代。関連してQA・品質向上の重要性がますます増しています。

そんな中、他のチームでは、どのようにQA業務が行われているか、気になっているエンジニアの方も多いと思います。本記事では、その取り組みや「モチベーション」などを伺い、皆さまにお伝えします。

今回は株式会社 SmartHRの泰楽さんに同社のユニークなQA活動などについてお話をいただきました。

今回インタビューを受けてくださった方

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泰楽 無雅 氏

株式会社 SmartHR

QAエンジニアとしてLINEやメルペイなどでさまざまなプロダクトのQAを経験後、2019年4月、1人目のQAとしてSmartHRに入社。入社後はQAグループを立ち上げ、現在は総勢12名のQAグループでマネージャーとしてメンバーを牽引している。

もくじ
  1. 自動車整備士が故障を探求することとQA活動は近いと感じる
  2. 「選択肢をいかに持てるか?」がポイントになる
  3. 「思考する」ことで学びの質が上がっていく
  4. 「知識欲求」があればストレスなく、動きやすくなる
  5. ATDDなどでテストフェーズを限りなくゼロに近づけたい

1.自動車整備士が故障を探求することとQA活動は近いと感じる

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――これまでのQA業務に関するご経歴をお教えください。

QAエンジニアとしてのキャリアは10年ちょっとです。第三者検証会社からスタートしベンチャー企業をいくつか渡り歩いて、現在に至っています。

――QAになられる前はエンジニア以外の職種だったというのは本当ですか?

自動車のメカニックから始めて、そのあと2社で営業とQAとは関わりのない仕事をしてから第三者検証会社に転職しました。QAエンジニアとしてのキャリアはその会社から積んでいます。当時は未経験ということもあり、片っ端からいろんなイベントに参加して登壇されている方にセッション直後に声をかけて質問させていただくことを繰り返していました。

――方向転換をしてQA業務に取り組もうと考えた理由を教えてください。

きっかけは、転職先となる会社とやりとりをしているうちにQAに面白さを感じたからです。今振り返ると、自動車整備士が故障を探求することとQA活動は接点として近かったのかなと感じています。

隣のQAに聞く
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執筆: 大木 晴一郎

ライター

IT系出版社等で書籍・ムック・雑誌の企画・編集を経験。その後、企業公式サイト運営やWEBコンテンツ制作に10年ほど関わる。現在はライター、企画編集者として記事の企画・編集・執筆に取り組んでいる。