Qbookでは、ITエンジニアの方を対象に、生成AIツールの業務利用に関するアンケート調査を実施いたしました。
近年、生成AI(人工知能)技術が急速に進歩しており、すでに多くの企業で業務において生成AIツールを取り込み始めています。生成AIの可能性が注目される一方で、セキュリティ上の問題や生成される内容の真偽の懸念など、業務での使用に関しては様々な意見があるのが現状です。
今後もさまざまな分野で活用されることが期待されている中で、実際にITエンジニアは生成AIツールを利用しているのか、どのような用途で利用しているのか、アンケート結果をまとめました。
なお本結果をまとめた資料については下記からダウンロード可能です。
- 調査方法 :「Qbook」でのWEBアンケート
- 調査対象者 :事業所及び企業に所属されているITエンジニア方
- 調査機関 :自社調査
- 有効回答数 :123名
- 調査日 :2023年8月29日~2023年9月15日
- 調査方法 :「Qbook」でのWEBアンケート
- ダウンロード :https://www.qbook.jp/download/1738/
- 「生成AIを業務に取り入れている・試しに使用したことがある」と回答した方は全体の57%
- 使用生成AIはChatGPTが圧倒的に多く、2番目に多いMicrosoft Bingの倍以上の利用者数
- 生成AIの業務利用について社内ルールを定めている企業が約5割。約4割の企業はルールがまだ決められていない状況。一方で、業務利用を禁止されている企業が8%、情報が意図しない形で利用されるなど、情報の取扱いに関する危険性を無視できない点が理由として挙げられている。
- もくじ
1.生成AIを業務に導入している・試しに使用しているのは全体の57%
生成AIについて、回答者全体のうち13%が「業務に本格的に取り入れている」と回答しました。また、「試しに利用している」と回答した方が44%で全体の57%が業務で生成AIツールを利用したことがあることが分かりました。
さらに、業務において生成AIツールを利用している方の中で48%が日常的に業務で利用しているようです。
2.生成AIの利用用途は「文章生成」に関するものが多い
利用用途については、最も多かったのが「文章作成(48名)」でした。続いて「文章要約(33名)」、「文章校正(27名)」と「文章生成」に関するものが続く結果となりました。
ほかにも、「バグの検出(19名)」「エクセル関数の作成(17名)」など、プログラミング用途に活用しているエンジニアの方も多く見られました。
3.主に利用されているツールは「ChatGPT」
最も使用されている生成AIツールはOpenAIの人工知能チャットボット「ChatGPT」が圧倒的に多く、2番目に多いMicrosoft Bingの倍以上の回答結果となりました。
また、その他の回答としては「Perproxity AI」「Teamsの自動文字起こし」などの回答が見られました。
4.生成AIの利用について社内ルールを定めている企業が56%
生成AIツールについては、利用に関する社内ルールを定めている企業も多いです。
実際に今回のアンケート結果では、「ガイドラインがあり、それに従って使用できる」が48%、「使用を禁止されている」が8%と、全体の58%の企業が生成AIの利用について社内ルールを定めていることが分かりました。
生成AIの便利さを理解し、効果的に活用していきたいもの、情報の取扱いに関する危険性などは考慮している企業も多い様です。
まとめ
今回のアンケートでは、生成AIの業務利用に関する実態調査を行いました。生成AI技術が飛躍的に進歩し話題になっている中、いち早く業務利用されている方も多いようです。
一方で、情報の取扱いや内容の真偽の懸念等もあるため、今後も生成AIを正しく使うためにルールを定めたり、知識を得ていくことが重要となります。
「生成AIをうまく活用して、業務効率化を図りたい」、「他の企業がどのような社内ルールを決めているのか知りたい」という方は今回の調査をぜひ参考にしてみてください。
回答者属性
今回のアンケート結果について、回答者の属性は以下のとおりです。
- 調査方法 :「Qbook」でのWEBアンケート
- 調査対象者 :事業所及び企業に所属されているITエンジニア方
- 調査機関 :自社調査
- 有効回答数 :123名
- 調査日 :2023年8月29日~2023年9月15日
- 調査方法 :「Qbook」でのWEBアンケート
- ダウンロード :https://www.qbook.jp/download/1738/
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