この講座の概要
講座概要
仕様変更に負けない! 手戻りのないソフトウェア設計
仕様変更や修正を重ねる中で、設計が冗長になったり、構造が崩れて保守性が下がったりする問題は起こりがちです。本講座では、アンチパターンの理解から出発し、ドメイン分析・モデリング、効果的な設計パターンへとつなげて学びます。
「仕様をどう設計に落とすか」を言語化できるようにし、バグ混入や手戻りを減らすための設計の考え方と手順を、演習を交えて確認します。
オンライン開催・1名から・拠点を問わず受講できます
講座の目的
- 保守性を下げやすい設計の癖(アンチパターン)を見抜く観点を整理する
- 仕様変更に耐えるための、ドメイン分析・モデリングの進め方を理解する
- 状況に応じて適切な構造を選べるよう、設計パターンを判断軸として持ち帰る
重点領域と学習範囲
点で覚えがちな知識を、現場で使える形に"つなげて"理解できるようにします。設計→実装→修正の流れの中で、何をチェックし、どこで判断するかを具体化します。
- ソフトウェア設計のアンチパターンと対策(なぜ崩れるのか/崩さない考え方)
- アンチパターン対策の演習(改善の切り口を手を動かして確認)
- ドメイン分析とモデリング(DDDの考え方をもとに、要件・仕様の整理手順)
- ドメイン分析とモデリングの演習(分析結果を構造に落とす練習)
- 効果的な設計パターン(実装時の注意点/レビューに使える観点)
- 設計パターンの演習(適用可否の判断と、読みやすい構造の作り方)
対象者
設計や実装を担当している開発者・設計者の方で、仕様変更や改修のたびに構造が崩れてしまう、保守性が落ちていく、といった悩みを抱えている方に向けた内容です。外部委託の成果物をレビューする立場で、細部の良し悪しを判断する観点を持ちたい方にも適しています。
想定受講者像
- 詳細設計や実装を任されているが、設計が冗長になりやすい方
- 仕様変更のたびに構造が崩れ、修正コストが増えていると感じる方
- スパゲッティ化を防ぐための、設計の立て直し方を整理したい方
- 外部委託(他者実装)のコードレビューで、指摘の根拠を言語化したい方
- 設計パターンを暗記ではなく、使い分けの判断軸として身につけたい方
解決できる課題
モジュール設計が効率化できず冗長になる、仕様変更で構造が崩れて保守性が下がる、最終的にスパゲッティ化して不具合が混入する、といった流れを、どこで止めるかを整理し、設計判断を再現できる形に整えます。
到達目標
- 設計のアンチパターンを説明できる
- 仕様変更時に構造が崩れる要因を整理し、改善の打ち手を選べる
- ドメイン分析・モデリングの手順を、要件整理に適用できる
- 設計パターンの適用可否を、前提条件とトレードオフから判断できる
- 他者のコードに対して、保守性の観点でレビューコメントを具体化できる
本講座では、仕様変更に強い設計を「なぜそうするのか」から理解し、アンチパターン回避、ドメイン分析・モデリング、設計パターンの使い分けまでを一連の流れとして持ち帰れます。
開催日程をご確認のうえ、手戻りのないソフトウェア設計を習得する機会として、ぜひ受講をご検討ください。
開催日程
お支払方法
銀行振込による前払い制となります。
お申込後、請求書を送付いたしますので、詳細をご確認いただき、お振込ください。
領収書について
領収書をご希望の際はお申込み完了後のメールに記載のURLよりお申込みください。
その他
本講座はWeb会議サービス「Zoom」で開催いたします。
講義資料は郵送にてお届けいたします。
進行次第で終了時間が前後する場合がございます。
カリキュラム
仕様変更で崩れやすい設計のアンチパターンと対策
仕様変更やデバッグを重ねる中で設計の整合性が崩れるパターンを整理し、保守性を守るための考え方を学びます。
扱うポイント
- 設計思想の不統一で起きる問題
- 仕様変更に弱い設計のパターン
- 保守性が低下する原因
- アンチパターンを避けるための基本方針
アンチパターンを改善する
演習
典型的な設計上の問題を題材に、どこに問題があり、どのように改善するかを演習で検討します。
扱うポイント
- 問題箇所の見つけ方
- 保守性の観点で原因を整理する方法
- 改善方針を比較する考え方
- アンチパターン改善の演習
ドメイン分析とモデリングで要件を整理する
DDDの考え方をもとに、業務や要件を構造化し、設計に落とし込むためのドメイン分析・モデリングを学びます。
扱うポイント
- DDDの基本的な考え方
- ドメイン分析とモデリングの目的
- ヒト/コト/モノの整理
- オブジェクト図・ドメインモデルを使った要件整理
ドメイン分析・モデリングを実践する
演習
前章で学んだ考え方を使い、実際に対象を分析してモデルへ落とし込む演習に取り組みます。
扱うポイント
- 対象ドメインの情報整理
- オブジェクト図の作成
- ドメインモデルの作成
- モデルの妥当性を確認する観点
保守性を高める効果的な設計パターン
分析・モデリングした内容を実装につなげるため、代表的な設計パターンと適用時の注意点を整理します。
扱うポイント
- 設計パターンを使う目的
- レイヤードアーキテクチャとドメイン層の分離
- パターンを適用する前提条件
- 生成AIや他者が出力したコードをレビューする観点
設計パターンの適用判断を実践する
演習
特定の言語や開発環境に依存せず、提示された設計に対してどのパターンを適用すべきかを演習で判断します。
扱うポイント
- 設計上の要求・制約の整理
- 候補パターンの比較
- メリット/デメリットとトレードオフ
- 設計パターンの適用判断演習
よくあるご質問
問題ございません。
「仕様変更のたびに構造が崩れる」「保守性が下がっていると感じるが改善の打ち手が分からない」といった状態からご参加いただける内容です。
詳細設計・実装を担当している開発者・設計者の方はもちろん、委託先の成果物をレビューする立場で判断軸を整えたい方も対象としています。
事前のご準備は不要です。
本講座ではDDDの考え方をもとにドメイン分析・モデリングの進め方を解説しますが、DDD自体の前提知識は必要ありません。
「要件や仕様をどう設計に落とすか」という観点から順を追って解説いたします。
特定の言語や環境をご準備いただく必要はございません。
演習はアンチパターンの改善・モデリング・設計パターンの適用判断を題材とした内容で、バルテスが用意した演習素材を使って進めます。
設計が崩れる原因をアンチパターンとして説明できるようになること、ドメイン分析・モデリングの手順を要件整理に適用できるようになること、設計パターンの使い分けをトレードオフから判断できるようになること、この3点が中心です。
感覚や経験頼りの設計判断から、根拠を言語化できる形に整えるための軸を持ち帰っていただけます。
監修者紹介
この講座に込めた思い
「設計はコードを書く前に始まる」
このセミナーを企画した背景には、現場で繰り返し目にしてきた課題があります。
仕様変更で構造が崩れる、保守性が下がる、外部委託でレビューが難しい——こうした問題の多くは、設計段階での判断が曖昧なことに起因しています。
私たちが目指したのは、単なる「パターンの暗記」ではなく、なぜその設計が必要なのかを理解し、状況に応じて最適な構造を選べる力を身につけることです。
アンチパターンを知り、ドメインを分析し、モデルを設計する。その一連の流れを体系的に学ぶことで、仕様を正しく実装に落とし込み、バグや手戻りを防ぐことができます。
このセミナーは、「設計の質を高めることで、開発者の時間と心を守りたい」という思いから生まれました。
仕様変更に強く、保守性の高いシステムを構築できる知識と実践力を、ぜひここで身につけてください。
バルテス株式会社 R&C部 上席研究員
江添 智之
Tomoyuki Ezoe
WEB系、エンタープライズ系、医療系など様々な開発業務にプログラマ、システムエンジニア、プロジェクトリーダーとして携わった後、バルテスにてテストエンジニア・コンサルタント業務に従事。現職では主にテスト業務に関する研究開発および人材育成を担当し、社内外を含めて多くのプロジェクトでアジャイルコーチを行う。
バルテス株式会社 R&C部 上席研究員
江添 智之
Tomoyuki Ezoe
WEB系、エンタープライズ系、医療系など様々な開発業務にプログラマ、システムエンジニア、プロジェクトリーダーとして携わった後、バルテスにてテストエンジニア・コンサルタント業務に従事。現職では主にテスト業務に関する研究開発および人材育成を担当し、社内外を含めて多くのプロジェクトでアジャイルコーチを行う。
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留意事項
講座当日について
※ 接続確認として、講座開始15分前からログインをお願いいたします。
※ ビデオ・写真の録画・撮影や、音声の録音はご遠慮ください。
※ 今後の講座運営に利用するため、運営側にて録音・録画を行う場合がございます。なお、参加者の音声・画像を外部公開することは一切ございません。
※ 講座資料の無断転載はご遠慮ください。
※ 参加者の通信環境や機器等による原因で視聴できなかった場合につきましては責任を負いかねます。
注意事項
※ お申込み後のキャンセルはお早めにご連絡をお願いいたします。また開催当日~1週間前のキャンセルとなる場合は、お申込金額全額をキャンセル料として頂戴致しますのでご了承ください。また当日欠席・遅刻によるご返金等は一切お受けしておりません。
※ 最少催行人数に満たない場合は、開催を中止することがありますので、ご了承願います。その際は、開催3日前までに、本ページおよびメールにてご連絡いたします。
※ 講座開催をWebサイト等を通じて報告等を行う場合がございます。その際に特定の個人がフォーカスされないように撮影した写真を掲載する場合がございます。予めご了承下さい。
※同業他社様からのお申込みはお断りをさせていただく場合がございます。予めご了承ください。
※ 本サービス申込者が下記に該当する場合、利用者として承認せずサービスを提供しない場合があります。その判断の理由については一切利用者に開示しません。また申込者は、判断の結果に対して異議を述べることはできません。
(1) 自らまたは第三者を利用して、当社の名誉や信用等を毀損し、もしくは毀損するおそれのある行為をした場合
(2) 自らまたは第三者を利用して当社の業務を妨害し、または妨害するおそれのある行為をした場合
(3) 当社に対して、自らまたは第三者を利用して、詐術、暴力的行為または脅迫的言辞を用いるなどした場合
(4) 申込者ならびに関係者が暴力団関係者ならびに反社会的勢力である旨が判明した場合
※ 自然災害、交通機関の事故、講師の発病等、不可抗力な事情により開催を中止することがあります。事前に中止が判明した場合は、本ページおよびメールにてお知らせいたします。各自でご確認ください。当日に中止が決まった場合は、本ページおよびメールと電話にてお知らせし、開催日の変更もしくは参加料の返金をいたします。 なお、旅費(航空券含む)や宿泊費とそれらのキャンセル諸費用については保証いたしません。