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Androidアプリのツボ  第8回 : Android開発のテストフレームワーク・テストツール

今回からはAndroidアプリ開発におけるテストに重点を置き、コラムをお届けします。


今回は、Androidテスト部の部長で株式会社オープンストリームに所属する宮田友美氏にご担当頂いております。


1. はじめに

 OHA(Open Handset Alliance)からAndroidが発表されたのは2007年のことでした。

6年前というと、結構な年月が流れたように感じますが、Javaが公開されてから6年後といえばまだ2001年です。

当時はまさにJava黎明期で、Javaでの開発は混沌とした状況だったと記憶しています。

当時は今では考えられないようなJavaのソースが当たり前のようにコーディングされていました。

巨大な処理が記述されたJSP、実装者ごとに実装されるサーブレットなど、今となっては笑い話になりますが、当時苦労された開発者も多いのではないかと思います。

これは筆者の独断になりますが、Java開発が技術的に枯れて安定してきたのはJakarta Struts(現Apache Struts)やSpring Frameworkなどの、デファクトスタンダードと呼べるフレームワークが浸透してきた2005年以降ではないでしょうか。

JavaがSunWorld Expoで公開されたのが95年ですから、なんと10年以上もかかったことになります。

公開されてからまだ6年足らずのAndroid開発の現状は、Java黎明期の混沌とした状況を彷彿とさせます。

AndroidはJavaよりもさらに早い速度でAPIがアップデートされているということもあり、公開されてから6年程度では、デファクトスタンダードと呼べるような開発手法やアーキテクチャを確立するのは難しいのかもしれません。


著者:宮田 友美
株式会社オープンストリーム(http://www.opst.co.jp/)において、アーキテクトとしてAndroidの調査・研究および案件支援に従事。約1年の育児休業を終え、2013年4月から職場に復帰。一児の母として業務に勤しむ毎日を送っている。Androidテスト部部長( http://www.android-tec.org/)。

 テストツールに関しても同様のことがいえます。

現在では様々なテストツールやフレームワークが公開されていますが、このツールを使えば間違いない、といえるデファクトスタンダードな組み合わせが確立されているとは言えない状況です。

どのツールをどのタイミングで使えば効果的か、また、競合する他のツールと何が違うのかなど、試行錯誤を繰り返しているAndroid技術者も多くいらっしゃるかと思います。

本連載では、Android開発で利用できるテストツールやフレームワークにはどのようなものがあり、どのテスト工程で利用すれば効率的にテストが実施できるのかを解説します。


本コラムが、読者の皆様のテストツール・フレームワーク選定の手助けとなれば幸いです。


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