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隣のQAに聞く 2024.06.25
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「QAは開発の『先』を照らす『懐中電灯』」マネーフォワード 森田 麻沙美 氏

執筆: 大木 晴一郎

ライター

「QAは開発の『先』を照らす『懐中電灯』」マネーフォワード 森田 麻沙美 氏

さまざまな現場でQA業務に携わっている方々の「声」をお届けする『隣のQAに聞く!』。デジタルトランスフォーメーションがキーワードとなり、それに関連してQA・品質向上の重要性がますます増している現在、他のチームでは、どのようにQA業務が行われているか、気になっているエンジニアの方も多いと思います。

本記事では、その取り組みや「モチベーション」などを伺い、皆さまにお伝えします。

今回はマネーフォワードの森田 麻沙美さんに同社HR領域でのQA活動などについてお話をいただきました。

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『マネーフォワード クラウド』のHRソリューション

『マネーフォワードクラウド』は、人事・労務領域に特化したプロダクトを提供しています。「人事管理」「給与計算」「勤怠管理」「年末調整」「社会保険」「マイナンバー」など、人事・労務業務をシステム上で入力・管理・提出ができるサービスで、労務管理業務のミスを無くし効率化を支援します。

今回インタビューを受けてくださった方

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森田 麻沙美 氏

株式会社マネーフォワード ビジネスカンパニー HRソリューション本部 Product Development部 QAグループ グループリーダー

2011年、新卒でERPパッケージソフト開発会社に入社してQAエンジニアとしてキャリアをスタート。管理部門や財務会計部門で経験を積んだ後、2021年2月に株式会社マネーフォワードに入社し事業者向けバックオフィスSaaS「マネーフォワード クラウド」のHR領域のサービス全般のQAエンジニアとなる。現在はQA組織のリーダーとして数多くのプロダクトに参加し活躍している。

もくじ
  1. QAには自分ができることが数多くあると感じた
  2. 「"品質を良くするために何でもする"QAをしています」
  3. 共創するためには、自分が「何者か」を知ってもらうことが大事
  4. スピードアップのため、スペシャリストに「壁打ち」をする
  5. 積極的に情報発信すると交流が広がっていく

1.QAには自分ができることが数多くあると感じた

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――はじめに、これまでのQA業務に関するご経歴をお教えください。

新卒でERPパッケージソフトを開発販売する企業に入り、HR領域のQAエンジニアとしてのキャリアをスタートしました。最初はテストの設計や実行といったテスターと呼ばれる業務からはじめて、その後、上流工程のテスト計画を立てるなどしています。その後、海外事業所の開発チームや新規プロダクトのベーステクノロジーを作ってるチームでQAを担い、品質の定義づけやリリーススケジュール、プロセスを整備していました。

その後、バックオフィスに異動してエンジニアから一旦離れ、経営管理や管理会計、財務会計に携わってから2021年2月にマネーフォワードに入社し、再びHR領域のQAエンジニアとして活動をはじめています。

――新卒でQAエンジニアになった"きっかけ"は何でしたか?

QA部門に配属されたのが新卒でQAエンジニアになった直接のきっかけでした。QAエンジニアは採用市場でも人数が少ないこともありますし、再びより近いところで製品開発に携わりたい想いも強くなりました。QAの経験とバックオフィスでの経験を活かして、自分としてできることが数多くあると考えて取り組みをはじめました。

隣のQAに聞く
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執筆: 大木 晴一郎

ライター

IT系出版社等で書籍・ムック・雑誌の企画・編集を経験。その後、企業公式サイト運営やWEBコンテンツ制作に10年ほど関わる。現在はライター、企画編集者として記事の企画・編集・執筆に取り組んでいる。