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テストドキュメントの標準規格をご紹介

IEEE829-2008とは

本コーナーでは、ソフトウェアテストドキュメントの国際標準であるIEEE829-2008について説明していきたいと思います。


●IEEE829-2008の概要
IEEE(アイトリプルイー、The Institute of Electrical and Electronics Engineers, Inc.)は、アメリカ合衆国に本部を持つ電気・電子技術学会であり、IEEEの発行する標準規格は優れた標準として世界中で利用、参照されています。

IEEE829-2008は、そのIEEEが発行している標準規格の1つであり、その正式名称を IEEE Std 829-2008 IEEE Standard for Software and System Test Documentation と言います。名前の通りIEEE829-2008はソフトウェア開発におけるテスト工程で作成されるべきドキュメントの構成と用語を標準規格として定めています。


●IEEE829-2008の構成

IEEE829-2008は、ソフトウェアテストに必要な、テストドキュメントを以下の10個として定義しています。

・マスターテスト計画(Master Test Plan)
・レベルテスト計画(Level Test Plan)
・レベルテスト設計(Level Test Design)
・レベルテストケース(Level Test Case)
・レベルテスト手順(Level Test Procedure)
・レベルテストログ(Level Test Log)
・異常報告(Anomaly Report)
・レベルテスト中間状況報告(Level Interim Test Status Report)
・レベルテスト報告(Level Test Report)
・マスターテスト報告(Master Test Report)

IEEE829は1998年に作られ、IEEE829-1998として、長らくテストドキュメントの標準規格として参照されてきました。2008年に大きな改定が加えられた現在もテストストドキュメントを作成する際の信頼できる指針の1つとして、IEEE829-2008は世界中の開発現場で参照されています。

2008年の改定では、従来の「テスト計画書」が「マスターテスト計画」と「レベルテスト計画」に分けられました。また、「テスト中間状況報告」が加えられ、テスト状況のメトリクス、計画からの変更、ドキュメントの改訂履歴などをドキュメント化することを定めました。計画や結果だけでなくテスト遂行中の状況をドキュメント化することによりプロジェクトを意識したドキュメントの性格が強まりました。


●IEEE829-2008の活用

IEEE829-2008が私たちに提供してくれるテストドキュメントの標準を、どのように活用すればよいのでしょうか。

○テストの作業項目を洗い出そう
IEEE829-2008にはソフトウェアテストを行う上で、テスト工程で決定しておくべき項目、考えるべき項目、記録に残すべき項目がドキュメントの目次として列挙されています。 ですので、テスト工程における作業項目の「チェックリスト」として活用することが出来ます。まずどのようなテスト作業項目があるかを洗い出す際に、その「たたき台」としての情報をIEEE829-2008は提供してくれます。
Qbookでは、原文の英語の記述を日本語化したIEEE829の目次一覧とテンプレートファイルを用意しています。下の「IEEE829-2008の目次紹介とテンプレートファイル」から目次を参照したり、テンプレートファイルをダウンロードして下さい。

○あくまで標準、カスタマイズしよう
ソフトウェア開発の規模や開発モデルによって、またソフトウェアテストの目的によって、テストドキュメントの形は大きく変わります。
IEEE829-2008は標準規格であり、記述すべき項目について網羅的にカバーされていますが、あくまでも推奨事項にすぎません。まったく不要な情報は一つもありませんが、同時に必ず必要な情報も定めてはいません。標準規格にあるからといって、貴重な時間を使って意味のないドキュメントを作成する必要はありません。逆に、標準規格にはなくても必要な項目であればどんどん追加すべきでしょう。

○目的に合ったテストドキュメントを作ろう
必要な項目か、不要な項目か、ドキュメントの内容にカスタマイズする上で最も考慮すべきポイントは、テストドキュメントに何を求めるかを明確にすることです。
例えば、
 > 誰が読むのか(新人/ベテラン、仕様に詳しい人/詳しくない人…)
 > どのような場面(テスト実施前、テスト実施中、テスト実施後…)で使われるのか
 > 何のために(テストケース作成、テスト範囲の確認、出荷判定…)使われるのか
 > 仕様変更はどのくらい発生するか
 > テストドキュメントの再利用は必要か
など、ドキュメントに求められる要件はさまざまです。これらをすべて同時に満たすことのできる、たった一つのテストドキュメントを考えることは、非現実的と言えます。 IEEE829-2008では、書くべき事柄の説明文はありますが、具体的な記述例はありません。標準規格ではそのまま使えるサンプルは提供してくれていません。中身を考え、記述するのはあなたしかいません。ですから「何を書くことが必要か」を自分で考え、それにふさわしいテストドキュメント作りが重要です。


●テストドキュメントを一緒に考えよう

何もないところからテストドキュメントを作成するのも、中身を考えるのも至難の業です。IEEE829-2008を土台に検討を進めるにしても、どのように記述すればよいか、さっぱりわからないかもしれません。

テストドキュメントを作成する上で、もう少し役に立つヒントや情報を提供できないものかと、Qbookは考えました。そこで、テストドキュメントのサンプル(記述例)を用意するとともに、会員同士でアイデアを交換できるようにするため、テンプレート(サンプル)ファイルを投稿いただき、公開できる仕組みを用意しました。

みなさんと一緒に素晴らしいテストドキュメントを作っていきましょう。
●IEEE829-2008の目次紹介とテンプレートファイル

本サイトでは、IEEE829-2008の各ドキュメントの目次をご紹介しています。また、テンプレートファイルをダウンロードしてご活用いただけます。下表のリンクからご参照ください。
ドキュメント名称 目次紹介ページへ ダウンロードページへ
マスターテスト計画(Master Test Plan)
レベルテスト計画(Level Test Plan)
レベルテスト設計(Level Test Design)
レベルテストケース(Level Test Case)
レベルテスト手順(Level Test Procedure)
レベルテストログ(Level Test Log)
異常報告(Anomaly Report)
レベルテスト中間状況報告(Level Interim Test Status Report)
レベルテスト報告(Level Test Report)
マスターテスト報告(Master Test Report)






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