タスクを適切に管理できるかは、プロジェクトの進行にも大きな影響を及ぼします。
プロジェクトを円滑に進めるためには、チームに合った「タスク管理ツール」「プロジェクト管理ツール」を選ぶことが重要です。
この記事では、チームにおすすめのツール10選をご紹介します。
- もくじ
1.ツールを選ぶ際の3つの観点:習慣化・目的・費用対効果
タスク・プロジェクト管理ツールの種類は様々ですので、ここでは特に意識すべき選び方を3つ紹介します。
(1) 習慣化しやすいか
まず確認すべきことは、そのタスク管理ツールが習慣化しやすいかです。
どんなにたくさん機能がついていても、初心者が使いにくいと感じたり、登録の際に時間がかかったりしてしまうと、次からそのツールを使うことが面倒くさくなり、習慣化しにくくなります。
長期的に利用するということを考えると、シンプルで使いやすいものかを基準に選ぶと良いでしょう。
(2) 目的にあった機能が備わっているか
作業を効率化するために、タスク管理ツールには様々なツールがついていることが多いです。
メインであるタスク管理やプロジェクト管理に加えて、ガントチャート、カレンダー、チャット、様々なデバイスからアクセスできるかなど、そのタスク管理ツールによって特色があります。
自分はどのような目的でタスク管理ツールを使いたいのか、どのような機能が必要なのか、を明確にした上で選ぶようにしましょう。
(3) 費用対効果があるか
タスク管理ツールには無料のものも存在しますが、様々な機能がついている有料なものもあります。
費用を無駄にしないためにも、有料ならその値段に見合った効果があるのか、という検討も重要です。
事前に何を目的としてそのツールを導入するのかを明確にし、費用対効果が得られるものを選びましょう。
もし無料プランがあったら試しに導入してみるのも良いでしょう。
2.おすすめタスク管理ツール10選
タスク管理ツールには様々な種類があります。
ここではおすすめのタスク管理系ツールを10個紹介します。
自分の目的について考えながら、自分にあったタスク管理系ツールを見つけましょう。
① Backlog
出典:backlog
Backlogは、株式会社ヌーラボが提供するプロジェクト管理ツールです。
シンプルなデザインが特徴で、初心者でも簡単に使うことができます。グラフやガントチャートで紐付けられた作業は、進捗状況を見る事ができ、タスク達成度を確認できます。そのため、分析にも使用することが可能です。
ただし、メッセージ機能はついていないため、タスクについて会話をする場合は他の機能を使う必要があります。
プロジェクトの管理を目的にタスク管理系ツールを導入したい方はおすすめです。
② Jira Software
Jira Softwareは、Atlassian社によるソフトフェア開発のために作られたプロジェクト管理ツールです。
スクラムボード形式やカンバン形式など、表示方式を変えたり、3,000種類以上のアプリを追加したりすることができるため、チームに最も合った方法で柔軟に計画を立てることが可能です。
また、チームのタスクの進捗をレポートとして作成できるので、チームの課題点などを見つけ出し、次のプロジェクトにつなげられます。
③ Trello
出典:Trello
TrelloはAtlassian社の提供するタスク管理ツールです。
掲示板のようなボードを基準としたカンバン方式を採用しており、タスクを俯瞰して見ることができます。
タスクに関して親課題や子課題を設定すること、タスクに長文のメモを付け加えること、期限を通知設定することができるため、メンバーにタスクを割り振ることが簡単にできてしまいます。
ただし、共有範囲で公開と設定してしまうと、内部以外の人にも共有されてしまうので、注意しましょう。
④ jooto
出典:jooto
Jootoは株式会社PR TIMESによるタスク管理ツールです。
Trelloと同様、カンバン方式を採用しているため、直感的にわかりやすい操作が可能なデザインとなっています。
タスクのカラー設定や画像を追加することができるなど、自由度の高い管理ツールです。
また、カンバン方式からタスク一覧表示にできる為、進行しているプロジェクト関係なくタスクを確認することができます。
無料プランは使用制限がありますが、有料プランにすることで、ガントチャートで進捗状況を管理することが可能になります。
⑤ Asana
出典:Asana
Asanaは元Facebookのエンジニアによって開発されたタスク管理ツールです。
タスクの表示方法を目的に合わせて変更することができる為、自社の働き方に合った形式で選択することが可能です。
プロジェクトの進捗状況を全員が確認することができ、メンバーごとのタスク数を確認できるため、チーム全体で取り組めます。
ただし、目的に合わせてカスタマイズしていく必要があるので、デジタルに弱い社員にとっては少し難しいかもしれません。
⑥ Notion
出典:Notion
Notionは、メモやデータベースの作成やタスク管理など様々な機能がついた、かなり自由度の高いタスク管理ツールです。
テンプレートが多くあり、プロジェクトに合わせて自在にデザインを変えることができます。
その幅広い機能に加え、プロジェクトをリスト化できるので、プロジェクトに関連したデータと共に全体像の把握が可能です。
ただ、自由度が高い反面、自分に合ったテンプレートを探すことに時間がかかってしまうかもしれません。
⑦ Time Krei
出典:Time Krei
Time Kreiは、株式会社テンダによるプロジェクト/タスク管理ツールです。
メンバーの稼働状況を詳しく確認することができ、タスクの無駄を省くことができます。
プロジェクトの予定と実績の管理がスケジューラーと連動しているため、タスク管理だけでなく以下のような機能も実現しています。
- プロジェクト全体の可視化
- 原価管理だけでなく、従業員が抱えている課題の見える化
部署やグループ単位でメンバーを管理することができるので、メンバーの管理の効率化を図ることができます。
⑧ Smartsheet
出典:Smartsheet
Smartsheetは社内外での共同作業を進めることができるプラットフォームです。
タスクの管理はもちろん、作業工程などの業務をSmartsheetで管理することができます。
「承認をリクエスト」「アラートを送信」など、何回も行う作業は自動で行う設定にすることができ、レポートなど様々な機能が装備されています。
プランによって人数制限されているため、考慮して使用することが必要です。
⑨ Redmine
出典:Redmine
Redmineは、無料で使用することができるオープンソースのプロジェクト管理ツールです。
自社のサーバーにインストールして使うオンプレミス型で、スマートフォンで使えるアプリもあります。
Redmineの特徴であるチケットという機能では、プロジェクトに関連されたタスクを一覧して見ることができ、ステータスや担当者などのフィルタでタスクを検索することができます。
一括で様々なものを管理できるため、幅広い業務で活用することが可能です。
⑩ Microsoft Planner
出典:マイクロソフトプランナー
マイクロソフトプランナーは、Microsoftによるタスク管理ソフトフェアで、チームで使用する際に役立つ機能が充実しています。
Microsoftによるツールのため、Microsoft TeamsなどのMicrosoftのアプリケーションと簡単に連携することができます。
マイクロソフトプランナーではボート形式でタスクを見ることができ、メンバーごとのタスク進捗状況や割り当てなどをグラフで確認することも可能です。
また、カレンダー形式でタスクを見ることもできるため、スケジュール管理も簡単です。
まとめ
小規模なチームであればスプレッドシートなどで社内管理することもありますが、規模が大きくなれば管理ツールは必要になります。
今回紹介したツールを使用することで、以下のような効果があります。
・スムーズな管理でプログラムを円滑に進められる。
・業務を分業している場合、プロジェクトマネージャーがプロジェクト全体を把握することができる。
プロジェクトの進行の仕方や、チーム内の課題によって使用するツールを選びましょう。
※本記事は2022年6月22日の情報を基に作成しています。各製品に関する詳しいご質問は、記載している参照元URLから各サイトへお問い合わせください。
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