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資格対策特集 2024.03.07
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JSTQB認定テスト技術者資格とは?合格難易度と受験費用・勉強方法を紹介

執筆: Qbook編集部

ライター

JSTQB認定テスト技術者資格とは?合格難易度と受験費用・勉強方法を紹介

コンピュータエンジニアリングに関わる資格には、「情報処理安全確保支援士」や「マイクロソフト認定プロフェッショナル(MCP)」といった情報技術者の資格やネットワーク構築のための資格など、さまざまなものが知られていますが、その中の1つに「JSTQB 認定テスト技術者資格」があります。

この資格はソフトウェアテストに関する資格ですが、具体的にどのような知識や能力が試され、取得することでどのようなメリットがあるのでしょうか。

今回は、エンジニアのスキルアップに役立つ「JSTQB 認定テスト技術者資格」について、難易度や取得するメリットをご紹介します。

また記事の後半では、申込方法や受験費用、勉強方法についても解説しますので、ぜひ最後までご覧ください。

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もくじ
  1. JSTQB 認定テスト技術者資格とは
  2. JSTQB 資格試験の難易度
  3. JSTQB 資格を所有する3つのメリット
  4. JSTQB 資格試験の申込方法と受験費用
  5. JSTQB 資格試験の勉強法
  6. まとめ

1.JSTQB 認定テスト技術者資格とは

まず「JSTQB」とは「Japan Software Testing Qualifications Board」の略称であり、日本におけるソフトウェアテスト技術者資格の運営組織です。

「JSTQB 認定テスト技術者資格」は、JSTQBが運営している認定資格のことを指します。

JSTQBは「ISTQB」(各国のテスト技術者認定組織が加盟している国際組織)の加盟組織として認定されているため、JSTQBの認定資格は世界的に通用する国際資格なのです。

現代社会で生きる私たちは、自動車の車載ソフトウェアやPC・スマートフォンなどのアプリや機能など、老若男女問わずソフトウェアに囲まれています。その他にも、社会インフラ・企業システムなど、私たちの身の回りには多くのソフトウェアが存在します。

ソフトウェアが私たちの生活に浸透し身近なものになった結果、ソフトウェアの不具合も発生しやすくなり、その不具合を発見するためのソフトウェアテストの需要も拡大していきました。

信頼できるソフトウェアテストを漏れなく効率よく実施するためには、技術力や知識、経験などが必要です。エンジニアにテスト技術がなければ安全で高品質なソフトウェアの完成は難しく、ソフトウェア開発自体が頓挫してしまう可能性もあります。

このような状況の中、業界全体でソフトウェアの信頼性を守る「テスト技術の向上」のために、テストを行うエンジニアの技術力を計る、JSTQB 認定テスト技術者資格が設立されたのです。

2.JSTQB 資格試験の難易度

JSTQB認定資格にはレベル「Foundation Level」と「Advanced Level」があります。それぞれの概要と難易度について解説します。

2-1 Foundation Level|平均合格率は約60%

Foundation Level は、ソフトウェアテスト技術者の入門的な立ち位置の資格試験です。

ソフトウェアテストに直接関係する方はもちろん、一般的なソフトウェアエンジニアの方にもおすすめできる資格です。学習することにより、ソフトウェアテストとは何か、という基本的なところを一通り学ぶことができます。

試験はソフトウェアテストに関する基礎的な知識を問う問題構成になっており、特定の分野だけではなくソフトウェアテスト全般に対する理解力が求められます。

最新の5回を平均すると合格率はおよそ60%です。

2-2 Advanced Level|平均合格率は約20%

Advanced Level は、ソフトウェアテストの分野で高度なレベルに到達している人を対象としています。

2023年7月時点での JSTQB 公式サイトの Advanced Level の資格種別は、テストマネージャ、テクニカルテストアナリスト、テストアナリストの3種類があり、そのうち、テストマネージャとテストアナリストの2種類の資格認定試験が実施されています。

  • テストマネージャ...テスト全体のマネジメントや計画、提案などテストを取り仕切るマネージャーとしての能力が試されます。
  • テクニカルテストアナリスト...システムの性能、セキュリティなど信頼性や保守性に関連するリスクを認識し分類する能力が試されます。
  • テストアナリスト...テストケースの選択や実施などアナライズの能力が試される試験です。

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合格率は多少の上下はありますが、直近5年間の平均で見るとおよそ20%です。

ただし、Advanced を受験するには Foundation に受かっていることが受験条件となります。またテストマネージャ(TM)の場合は、現場での業務経験を 3 年以上持っていることも必要です。

3.JSTQB 資格を所有する3つのメリット

JSTQB認定テスト技術者資格はソフトウェアテスト技術者が対象となる資格です。取得しておくメリットを3つご紹介します。

3-1 エンジニアとしてのスキルアップにつながる

JSTQB認定テスト技術者資格を所有することで、テストエンジニア、QAエンジニアのスキルアップにつながります。

また、もともと勉強を積み重ねて知識を取り入れていた方も、ソフトウェアテストに関する基本的な知識を体系的に理解できます。

エンジニアとしてより高みを目指すのであれば、資格を取っておいて損はないでしょう。

3-2 ソフトウェアに関する共通理解が持てるようになる

資格を取ることで、メンバー間でのソフトウェアに関する齟齬をなくし共通の理解をもてるようになります。

例えば、ソフトウェアテストで用いられる用語や概念には、似たような意味の言葉が複数存在します。(エラー・欠陥・バグ・不具合・故障など)

同じ言葉でも人によって認識が異なっていて微妙な理解のずれが生じてしまうケースもあるので、ソフトウェアテストの一般的な基礎知識を学ぶことで、こういった認識のズレを減らすことができます。

3-3 ソフトウェアテストの客観的なスキルの証明になる

JSTQBのような第三者機関による資格発行は、客観的に見てもスキルを証明できるものになります。

特に、「Advanced Level」は合格率も20%程度と低くハイレベルな資格です。

こういった資格を所有していることで、プロジェクトに選出されたり、転職に役立ったりと、さらなる活躍の場が期待できます。

4.JSTQB 資格の受験方法と費用

JSTQB 資格試験は、CBT(コンピュータ・ベースト・テスティング)というコンピュータで受ける方法になります。

CBT を運営するピアソン VUE の申し込みページから手続きを行いましょう。

申し込みの際に「JSTQB 認定試験申し込み Web サイト」のアカウントが必要になります。ピアソン VUE の申し込みページのリンクから「JSTQB 認定試験申し込み Web サイト」に移動してアカウント登録を行いましょう。

予約可能日であればいつでも受験が可能です。

試験料は「Foundation Level」も「Advanced Level」も22,000円(税込)です。(※クレジットカード払い)

出題範囲は ISTQB テスト技術者資格制度のシラバスから出題され、テスト形式は設問に対して複数の選択肢の中から正しい解答を選ぶ選択問題です。

資格の申し込み方法や試験費用等は、JSTQB の公式ホームページでも確認しておきましょう。

5.JSTQB 資格試験の勉強法

5-1 オンライン講座やアプリを活用する

JSTQBの資格試験準備には、オンライン講座・アプリを活用する方法もあります。

知識を定着させるには、読み物でのインプットだけではなく実際に演習問題でアウトプット することが重要です。

当社が作成するオンライン講義「eラーニング」や 、JSTQB のシラバスも収録しているアプリ「テス友」など、既存のWebサイト・アプリを活用して効率的に勉強しましょう。

Pick UP!

【JSTQB®公認】Advanced Level テストマネージャ(AL TM) 試験対策講座

JSTQB Advanced Level テストマネージャの試験勉強には、こちらのeラーニング講座がおすすめです。

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JSTQB® テスト技術者資格の上位レベル『Advanced Level』テストマネージャ試験に向けた、試験対策のためのeラーニングです。JSTQB®が公認しています。テスト専門会社であるバルテスがこれまで培ってきた実績とノウハウを、資格対策講座に詰め込みました。

JSTQB®に審査をいただき、JSTQB® ALTM試験対策講座に対して適格性認定(Accreditation)を獲得いたしました。

公認化の審査に際して、JSTQB®より頂戴したご指摘を踏まえた内容の見直しを行い、コンテンツを全面刷新しています。更にわかりやすく、試験合格を目指す皆様にお役立ていただけます。

なお、既にご購入いただいている方は自動的に公認コンテンツへとアップデートされます。

5-2 JSTQB公式シラバスを読む

公式サイトにアップされているシラバスを教材として使用する方法です。公式サイトには、シラバス、用語集、サンプル問題の記載があります。

必要な知識はそれらにまとめられていますが、シラバスはあくまで必要な学習事項を表したものです。

具体的に内容をイメージしたり、問題を解くためには業務知識を参考書等で補ったりする必要があります。

5-3 参考書を買って勉強する

市販されているJSTQB資格試験用の教材を使用する方法です。教材を読み込んで独学で勉強したい方におすすめします。

ただし、現状日本ではFoundation Level の参考書はありますが、Advanced Level の参考書は市販されておりません。

まとめ

「JSTQB 認定テスト技術者資格」は、JSTQBが運営している認定資格で、世界的に通用する国際資格です。

インフラの1つともなっているソフトウェアの信頼性を保証するには、ソフトウェアテストが欠かせません。

JSTQB 認定テスト技術者資格試験の勉強をすれば知識も体系的に整理され、Advanced レベルを所有していればトップエンジニアの証明にもなります。

高いスキルを持つエンジニアがいれば、企業自体が業界の中で信頼されやすくなり、スムーズなやり取りを行うことができるようになるでしょう。

エンジニアとしてのスキル獲得のためにも、オンライン講座やアプリ等を活用して資格取得を目指してみてはいかがでしょうか。

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執筆: Qbook編集部

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バルテス株式会社 Qbook編集部。 ソフトウェアテストや品質向上に関する記事を執筆しています。